排出量 — 設備
設備は、直接排出(スコープ1)の発生源です。サイトで燃料を燃焼させるあらゆる機器 — 発電機、建設機械、車両、ボイラー、コンプレッサー — が対象です。各設備を dAio に登録することで、単なる機械リストが自動計算されるカーボンインベントリに変わり、規制報告書にすぐ活用できます。
これはフットプリントの出発点です。設備を登録しなければ、排出ダッシュボードはスコープ1も、ホットスポットも、年間推移も推定できません。

ヒント:最大の消費源(発電機、土工機械)から始めましょう。これらがフットプリントで最も大きな比重を占めます。わずかな件数のレコードで結果の大部分を把握できます。
設備を追加する
- 排出量セクションの設備タブを開きます。
- 追加をクリックします。
- レコードを入力し、保存します。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 名称 | チームにとってわかりやすい識別名(「発電機 — サイトA12」)。必須。 |
| 種類 | 発電機、車両、トラック、フォークリフト、クレーン、掘削機、HVAC、コンプレッサー、ポンプ、ボイラー、炉、その他。 |
| 燃料 | 軽油、ガソリン、天然ガス、LPG、重油、電気、灯油。 |
| 時間あたり消費量 | 稼働1時間あたりに消費する燃料量(例:L/h)。 |
| 年間稼働時間 | 1年あたりの稼働時間数。計算に不可欠。 |
| 数量 | 同一ユニットの台数(例:同一モデルの発電機3台)。 |
| 出力(kW) | 機器の定格出力(任意)。 |
| メーカー / 型式 | メーカー情報(任意、監査に有用)。 |
ヒント:時間あたり消費量はほぼ必ずメーカーの技術データシートに記載されています。一度入力すれば済みます。期間ごとに変わるのは年間稼働時間だけです。
排出量の計算
dAio は申告された燃料に応じて適切な排出係数を自動的に適用し、時間あたり消費量 × 年間稼働時間 × 数量を組み合わせて、各設備の年間排出量を tCO₂e で推定します。
適用される係数のおおよその値(公認の出典:ADEME、EPA、DEFRA):
| 燃料 | 参考係数 |
|---|---|
| 軽油 | ≈ 2.68 kgCO₂e / リットル |
| ガソリン | ≈ 2.31 kgCO₂e / リットル |
| LPG | ≈ 1.51 kgCO₂e / リットル |
| 天然ガス | ≈ 2.02 kgCO₂e / m³ |
| 重油 | ≈ 2.63 kgCO₂e / リットル |
注意:年間稼働時間が入力されない限り、設備はオレンジ色で表示され続け、フットプリントにはカウントされません。この値をワンクリックで補完できるよう、レコード上に直接クイック入力欄が表示されます。
設備が最新の状態になったら、排出ダッシュボードから計算を実行して日付付きのスナップショットを固定します。これは計算履歴で確認できます。
技術データシートをインポートする(PDF)
すべてを手入力する代わりに、AI に書類を読ませましょう。
- 設備タブから PDF をインポートをクリックします。
- メーカーの技術データシートをドロップします(PDF形式)。
- AI が特性(種類、燃料、消費量、出力)を抽出し、レコードを事前入力します。
- 提案された値を確認し、必要に応じて調整してから確定します。
インポートした書類とその抽出ステータスは書類タブで追跡されます。
注意:確定する前に、必ず AI が抽出したデータを確認してください。誤読された消費量は、スコープ1のバランス全体を歪めてしまいます。
編集または削除
- 編集 — 検針のたびに年間稼働時間を更新するか、特性を修正します。バランスは次回のスナップショットで再計算されます。
- 削除 — 設備は今後の計算から除外されます。すでに生成されたスナップショットは影響を受けません。履歴は無傷で監査可能なまま保たれます。
ヒント:年度途中で稼働を停止した設備を削除しないでください。残したまま年間稼働時間を更新すれば、バランスは当該期間における実際の使用状況を反映します。
ベストプラクティス
- 各設備をそのサイトに紐付け、ホットスポットを特定し、拠点ごとに管理しましょう。
- 名称を標準化(種類 + サイト + 番号)し、各レコードを一目で見つけられるようにしましょう。
- 稼働時間を常に最新に保ち、検針のたびに更新しましょう。これがスコープ1の精度を左右する変数です。
- 技術データシートの PDF インポートを優先し、時間を節約して入力ミスを抑えましょう。
- 同一ユニットをまとめ、レコードを増やす代わりに数量項目を使いましょう。
- 定期的に再計算し、推移を追跡して報告書に反映しましょう。
ヒント:設備(スコープ1)を申告したら、エネルギー請求書(スコープ2)、続いてスコープ3でフットプリントを補完し、監査人の前でも通用する完全なフットプリントを実現しましょう。